| タイトル |
日 時 |
古くて新しいラップ材「経木」で包む【最終回】
台所のゴミがすぐにたまってしまう。気になるのは、発泡スチロールやプラスチック類。大部分は食品の包装材だ。スーパーのポリ袋は断れるけれど、最初から包装してあるものはどうしようもない。リサイクルできる素材や、自然に返る材質にしてほしいものだ。
天然素材なら、何がいいか……と考えたら、経木に思い至った。
高級牛肉を買うと竹皮に包んでくれる肉屋がある。手ざわりがやさしいし、清潔な印象だ。でも、わたしがそうそう牛肉ばかり買っているわけでもない。
もっと身近なのは、経木だ。昭和30年代まで
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 26 |
2009/12/17 07:49 |
宮城の郷土ごはんにごっつぉうさんA
「みやぎまるごとフェスティバル」で、焼きどじょうのふくべ餅に魅せられたわたしは、宮城の郷土食をもっと味わいたくなって、加美町へ向かった。宮城県の農家民宿の草分けであり、グリーンツーリズムやスローフード運動にも携わっている渋谷文枝さんの料理を食べようというのである。
加美町は、仙台の北西に位置する純農村地帯で、鳴瀬川の中流域にあたる。この日は仙台の友人のクリちゃんに案内してもらい、仙台から約1時間のドライブ。
古川から色麻町を過ぎ、加美町に入ると、遠くに山盛りご飯を逆さにしたような薬莱
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 9 |
2009/12/03 07:28 |
宮城の郷土ごはんにごっつぉうさん@
東京では各県のアンテナショップが人気だが、どの県にしても、地元での県産品アピールを忘れているわけではなく、農業祭や地産地消料理会などのイベントがとても盛んである。宮城県では「みやぎまるごとフェスティバル」と銘打った恒例イベントが仙台で開催され、今年も県庁周辺でにぎにぎしく行なわれた。
初日に出かけてみたところ、県挙げての食の最大行事だけあって、県内の市町村が地域ブランドを即売するわ、JAや食品メーカーが新製品を並べるわの大にぎわい。
農業大学校の生徒たちが自分たちで育てた野菜を用い
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 9 |
2009/11/19 06:43 |
山代温泉の地産地消の朝ごはん
旅のよしあしは宿の朝ごはんがおいしかった否かで大きく左右される。
わたしの書いた『日本の朝ごはん』は、旅館の朝食だけをつづったわけではなく、さまざまな職種の方の朝ごはんから現代ニッポンの食事情を探ろうとしたものだが、旅館の項目についてはとりわけ反響が大きかった。
朝ごはんをとらなくてはとわかっちゃいても、そうはいかないのが朝のあわただしさ。それだけに、旅に出たならば、湯気の立つ味噌汁や焼きたての干物でご飯を食べたいと憧れるのだ。
わたしもその一人であり、今も朝ごはんの宿を探求し
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 6 |
2009/11/12 07:18 |
中山道・塩名田宿、五郎兵衛米の鮠(はや)天丼
この連載でも何度か書いたとおり、わたしは中山道歩きを趣味にしている。とくに、軽井沢から南へたどり、小田井、岩村田、塩名田、八幡、茂田井とつづくあたりは、起伏がありながらも田んぼが大きく開けていて、風情のあるところである。いずれも佐久市に属する宿場町である。
わたしは東京下町の生まれなので、田んぼを見ているだけで楽しくなり、懐かしい気持ちになってくる。田舎暮らしを知らないはずなのに心がなごむというのは、稲作民族としてのDNAのせいではないだろうか。
この地域のランドマークは五郎兵衛記
...続きを見る
トラックバック 1 / コメント 7 |
2009/10/22 06:55 |
群馬県の風土とフードD 中山道、安中宿の醤油蔵
日が傾きはじめた。中山道の安中宿に向かう。
JR安中駅の2キロほど西方、中山道の旧道がそのまま商店街になっている、ちょうどその真ん中あたりに有田屋があった。群馬県南東部では唯一の醤油蔵である。天保3年(1832)創業で、3代目主人の湯浅治郎は日本初の私設図書館・便覧舎をつくったり、新島襄や徳富蘇峰を支援した知識人である。
歴史がただよう小売部門のすぐ奥に、くすんだ蔵が見えた。かつて麹の原料の麦を炒った煙を吐き出していた煙突の高いこと、巨大なこと。レンガ積みなのは、富岡製糸場の建設以
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 15 |
2009/10/08 06:43 |
群馬県の風土とフードC 世界遺産暫定リスト記載の富岡製糸場、工女好みの絹しゅうまい
中山道という街道は風物の変化が大きくて、なかなか楽しい旅ができる。群馬県では県南を通っていて、宿駅でいうと、新町、倉賀野、高崎、板鼻、安中、松井田、坂本。中山道をときどき歩いているわたしとしては、安中でぜひ訪ねてみたい醤油屋があるし、街道から少しはずれた富岡にもぜひ行きたい。富岡は中山道の脇往還筋だったという。
だいいち、今回の群馬の旅は元養蚕農家の訪問からはじまっているので、富岡製糸場に行って、それなりに絹の道をたどりたいと思ったのである。
富岡は一歩奥に入ると昔ながらの低い家並
...続きを見る
トラックバック 0 / コメント 6 |
2009/10/01 07:04 |